2006年08月27日

10年ぶりに

10年ぶりに
 小学校6年の時に食べた“ほうば餅”の味が
忘れられず、ついに車を走らせてしまった。

 岐阜県 八百津町 福地

 きっかけは、廃校になった小学校を改装して
自然とふれあうという企画を、小学校6年のときに
沖縄のお世話になった人から紹介してもらったと
いうもの。

 今まで何校か廃校になった小学校を改装して利用している学校を見てきたが、この
小学校を超える面白さを持った学校にまだ出会ったことがない。それくらい面白い。
田舎具合が半端ない。近くの小川で手作りの釣竿で小魚を釣り、少し自転車を走らせて
渓谷っぽいところで鮎などの魚を手づかみして焼いて食べ、結構大きめの自然の滑り台を
すべり、軽く引いてしまう高さのジャンプ台から飛び込み、花火の打ち上げ士の資格をもった
学校管理者が目の前で花火を打ち上げる。ちょっとした田舎でなら出来る内容だが、
俺としては田舎っぷりが違うので、充実感が全然違うのじゃと主張中。

 そんな生活の中で、あるオッサンが連れて行ってくれた和菓子屋のほうば餅。
う、旨すぎました。この辺の和菓子屋は自宅の井戸水をつかって和菓子を作るらしい。
まあ、日本全国以外にそういう店はありそうだけど、とりあえず「うまいっす~」という
印象が凄く残ってる。

 そんなわけで、10年ぶりに小学校を訪れる。壁を塗り替えて、なんだかキャピッタ感じに
なってた。10年前に書いた寄せ書きもしっかり残っていたのがテンションアップ。
10年前の俺のコメント・・・

 「モンゴルを馬に乗って一周するぞ~~」

 モンゴルに興味はあるけど小学校から考えていたんだね~。それにしても、
モンゴル一周。しかも馬に乗って。ごめんよ、10年前の俺。まだモンゴルにすら
行ったことがない。てか、今年初めて海外行きました。・・・みたいな!数年以内に
モンゴルに行きたいと思います。まじ、行きたい。行こう。

 さて、話は変わって、八百津町といえば、「杉原千畝」の故郷ですね。・・・一昨日知った。
杉原千畝といえばミスター・スギハラの名前で世界に知られています。チェコの日本領事館
代理時代に、第2次世界大戦、ナチスからの迫害を逃れるために日本の通過ビザを求めた
ユダヤ人に対して、日本政府の「発行禁止」の命令に逆らって、腕が腫れて使えなくなる
くらいまでビザを書き続けたという話は有名。政府命令で、チェコに移動になる際、汽車が
動き始めてもギリギリまでビザを書き続けた彼が救ったユダヤ人の総人数は、
約6000人。

 そんな彼が帰国後、外務省は彼を解職。省内で「ユダヤ人から金をもらって、ビザを発行
した」という噂まで流れたらしい。なんだかね・・・。

 一方日本では、逃れてきたユダヤ人を日本国民が手厚く迎え入れ、食事などの提供をし、
他国への亡命を援助したらしい。

 結局、千畝は職を転々として語学力を活かして貿易会社に働くなどしていたらしい。
そんなビザ発給28年後のこと、ニシュリというユダヤ人と再開。その後、勲章などを
受章。

 信念を貫き通す。

 ちょっと泣きそうになりました。


 さ、全く話を変えて本について。変わりすぎ?(笑)

結局、先週、今週と1冊ずつ。

 『京大式ロジカルシンキング』   逢沢 明
                      2003年7月1日
                      サンマーク出版
                      286ページ

 まあ、参考になったっちゃなったけど、別に読まなくてもいいかな。とりあえず、
「東大に敵対心あるんだな~。京大が大好きなんだな~」という感じ(笑) まあ、この
意見は主観ですがね・・・。先週読んだんだが、あまり内容を覚えてない。途中から
飽きてきたから、流し読みをしてしまった。はは・・・。解説本みたいなやつ飽きてきたな~。

 『読書力』   齋藤 孝
          2002年9月
          岩波書店
          210ページ

とか何とか言いながら、またも解説本を読んでしまった。まあ、知識のつまった本なんて、
全部著者の解説本なんだろうけどさ。さて、それは置いておいて・・・。この本ははっきり
言って俺は面白いと思う。読書を習慣にしようと思い始めたことから、なにか面白い
方向から読書を読むポイントが見つかればいいなと思っ読んでみたんだが、うん、
結構得るものありだったかも。
 文章自体も優しく読みやすくなってる。たぶん中学生とかが読んでも簡単に理解できる
ようにしたのかもしれない。読書の必要性、それによる結果をロジカルに分かりやすく
説明し、具体的な読書の方法なども書かれている。なんかこれを読むと、「あ、読書したい」
って思えてくる(笑)うまいな~~。
 以前、コメントに友人が「本を100冊読むのは、100人と話すことと同じこと」みたいな
ことを書いてくれていたが、そんな感じのことも書かれている。本を読むことは、
「自分と著者との1対1の会話」ってちょっと素敵な響き。・・・俺だけ?


本日の時間の有効具合 : ほうば餅、季節外れで食べれませんでした・・・
                                                  ぎり


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Posted by ギリ at 19:03│Comments(0)Book
 
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