自分とつながるために

最近の情報源の一つにバイト中
車内から聞こえてくるＦＭがあります。

その中の一つ

みんなのヒーローアンパンマンで
興味深いエピソードが。

アンパンマンと言えば、高校のクラスメイトがあみ出した
「顔を分け与えて、力が抜けたリアルアンパンマン」の絵が僕の中では印象的で
それをさらに「リアル」に書いたアンパンマンを暇つぶしのネタとして勝手に
パクって大学で書きまくっていたわけですが・・・。

そんなことはどうでもよくて

アンパンマン、実は大人向けの話だったんですね。
まぁ、そんな噂は聞いたことあったんだけどさ～、ちゃんと聞いたのは初めて。

原作はＰＨＰ誌に掲載された話だったそうですね。
その時のアンパンマンは人間の普通のすらっとしたおっちゃんでした。
ただ、空腹の人にアンパンを分け与えると言う設定は同じだったそうです。

それが子供向けに形を変えていったわけですが。

ただ、物語の本質は変わっていません。

原作者は「やなせたかし」。
彼曰く

『ほんとうの正義は、けっしてかっこうのいいものではないし、
そしてそのためにかならず自分も深く傷つくもの』

そういう彼の背景には戦中・戦後の食糧難があったのだと思います。

その言葉の通り、アンパンマンは自分の身（てか、顔）を削って、人々に分け与え、
分け与えた分だけ、自分の力はなくなってヘロヘロになるわけだ。食料があふれている
今日の日本ではあまり考えられないですね。食料を分け与えたら、２４時間営業の
コンビニで買っちゃえばいいわけだから、よっぽどのことがない限り、自分がヘロヘロに
なることはない。

ほ～

って聞いていました。まぁ、そのアンパンの後ろには強力な守護神ともいえるべく
ジャムおじさんがいるわけですが。

今の日本に、本当のあんぱんまんとジャムおじさんはどれくらいいるのだろう。

な～んつって。

大人向けねぇ。と、考えていたら、そういえば主題歌もよくよく聞いてみると
子供向けの歌詞とは言えない哲学的なものになってます。
こちらの歌詞も作者のやなせたかしですが。

例えば・・・

　　『何のために生まれて　何をして生きるのか』
とか
　　『何が君の幸せ　何をして喜ぶ』

などなど、保育園児に向けるには少し難しい内容です。
先日レンタルショップで出会った「全然借りれないじゃん！アンパンマン！」の
少年が何のために生まれたのかを考えるために、アンパンマンが借りたくて
借りたくて仕方ないのであるならば、それはそれで日本の未来は
明るいどころか、まぶしいが。

さあ、これであなたも、今後アンパンマンの観方が変わってきますよ。

例えば！
最近話題なのは、アメリカのマイクロソフトとヤフーのＭ＆Ａですが
仮にグーグルがアンパンマンだった場合、バイキンマンがマイクロソフトで
ヤフーは、その放送の回でまずバイキンマンにそそのかされて、
アンパンマンを嫌うが、結局バイキンマンに騙されていたことに気付く
ゲスト出演のオムスビマンかもしれない！

いやいや、そもそも誰がアンパンマンで、誰がバイキンマンなのか。
そこが問題です。ヤフーがアンパンマンかも知れねぇ。いやいや、ん～。

簡単にアンパンマンとバイキンマンに分けられるほど
世の中は単純じゃね～んだよ。

ただ、一度そういう観方で観てみると、アンパンマンが世の中のものに当てはまってしまう。
環境汚染、いじめ、政治問題（？）、色々。

おお！子供が産まれたらアンパンマンを見せなきゃ！

・・・一応断っておきますが、僕はアンパンマンに詳しいわけじゃないですよ。


本日の時間の有効具合 ： アンパンマンのアイスは、アンパンより美味い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぎり